2024.09.20
日射により屋根が70度などに加熱され室温と45度もの温度差ができるから屋根の断熱材は壁より分厚い必要があると聞きます。 一方、北海道の場合、室内と外気温の温度差が同じ45度なのに、屋根の断熱材の厚みは本州より厚くするよう次世代基準で求められます。 何が最適の厚みでどのくらいなら室温への影響があるのでしょうか?
北海道で屋根の厚みが必要な理由は、屋根に積もった雪を室内の熱で溶かさないためです。
溶けた雪はつららになったりして、危険だからです。
私の北海道でのお師匠さんである山本亜耕さんが作られる家は、壁も屋根も全部300mmの断熱になります。そのくらいの断熱厚みがあれば、北海道だと屋根と壁は同じでも良くなるということですね。
本州の場合は、壁はそこまででなくても行けますが屋根はもう少し欲しかったりもします。壁よりも屋根の方が簡単に断熱の厚みを増していけますので、とっかかりやすい屋根断熱を厚くしていきましょうというという意図もあるかと思います。
本州でも、やはり屋根は300mm程度は欲しいなと思います。壁はそれぞれの地域の状況に合わせてで良いかと思います。