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2024.05.22

ダクト式の熱交換換気システムの場合、給気ダクトの汚染が問題になると思うのですが、清掃すると10年毎に15万円くらいかかると西方先生の著書にありました。 ダクトの汚染と清掃についてどの様に考えているか教えてください。

まともにメンテナンスを行うと、西方先生の言うとおりのお金が掛かります。それどころか、ダクトの素材がフレキダクトのような清掃のできないものですと、実質清掃もできず、メンテナンスは不能になります。

ダクトの汚染と清掃については、スウェーデンの建築基準法に定められたルールに則るのが最も良いかと思っております。ダクト配管の素材については焼肉屋さんの配管のような太い直管を使い、天井裏の横引きや縦貫通の空間をたっぷり取るか露出させます。不要な曲がりが発生せず、最も高い効率で各部屋に空気を配る事が出来るように致します。勿論材質も各種のメンテナンス方法に耐えられる強度のある素材の物を使います。間取りを考える時点で、同時にどういう配管ルートにするかを考慮しておく必要があります。

日本で普通に流通しているものと比べて初期費用は100万円以上高価になるかと思いますが、建物を50年単位で配管を持たせようと思うと、それがトータルコストで最も安くなる施工になります。

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