専務コラム
専務コラム
1月に入って、かえって暖かくなってきたような気がしますね。
さて、12月のモデルハウスの温熱環境データが整いましたので、
ご報告をさせていただきたいと思います。
クリックすると大きな画像になると思います。
緑がモデルハウスの室内気温、青が外気温、
棒グラフが日射、赤丸がストーブを焚いたタイミングです。
前半は曇りや雪の日が多かった為、ストーブ中心の暖房でしたが、
後半は天気の良い日も多かったので、クリスマス以降、大みそかまで、1回しかストーブを焚きませんでしたが、
それでも17度以上の室温を保っております。
12月の平均外気温が5.2℃、平均室温が20.896℃、気温差15.7℃
Q値0.82W/㎡K×24h×31日で、112㎡の建物ですので、
トータルの熱損失は1072.49kwhになります。
うち、薪ストーブは20kwh/回×23回(うち1回は薪少なめの追い炊きですが1回にカウント)
で、460kwhを賄ってくれておりますので、残り612kwhを太陽熱+内部発熱で賄っているという事ですね。
現在内部発熱量は調査中ですが、何も電気製品を使わない日でも1.5kwh/日の電力が使われておりますので
(換気扇、冷蔵庫などなど、家の基礎代謝みたいなものです)天気の良い日のデロンギヒーターなども
合わせると、それなりの発熱量になりそうですね。
建物燃費ナビでの予定日射取得は2735kwh/年ですが、感覚的には12月だけで400kwh程度の熱量が入ってきているのではないかと感じました。
最終的に建物の畜熱量を割り出して行きたいのですが、もう少し夏冬のデータを集めていこうと思います。